設計のツボ

中国のGB規格とは?材料寸法まとめはこちら!

今回は、中国素材であるGB規格について紹介します。日本のJIS規格とは異なる点があり、設計者にとって調べるのもひと苦労だと思います。そこで、私が実際に中国素材を使った設計で使っているGB規格の寸法表を材料ごとに分類し紹介します。


 

中国のGB規格とは?どんなもの

 

中国で設計する場合、または中国向けに日本で設計する場合に
必ず出てくる言葉が、この「GB規格」となります。

 

このGB規格とは、
中国国家として統一が必要とされる技術的な要求について定めた
「国家標準規格」の意味です。

 

簡単に言ってしまえば、
中国版のJIS規格みたいなものです。

 

設計者は、JIS規格を知らないと部品設計ができないように、
中国のGB規格を知らないと中国での部品設計ができません。

 

特に板材などの規格寸法や
丸棒のサイズ、ロール管サイズ、ステンレス材のサイズなどは
設計者は把握する必要があります。

 

ただ、基本的に材料の分類は日本と同じで、
規格寸法が日本とは若干異なるといった感じなので、
すぐに覚えられると思います。

 

では、私が実際に参考にしているGB規格の寸法表を
材料別にご紹介しようと思います。

 

ひとつひとつ材料ごとに調べると手間なので、
この記事ではある程度材料を網羅した形で紹介します。

 

 

平板鋼材、丸鋼材(GB規格)

 

日本でいう”SS400材”のような材料です。
熱間圧延鋼材の製法となります。

 

ここではSS400とSS400DのJISとGB規格の比較となります。

まずは、平板鋼材(SS400)です。

SS400_GB01

 

これが実際に私が使っている比較表です。
すべてを網羅しているわけではないですが、
ほとんどこの表を使って設計しています。

 

続いて、丸鋼材(SS400D)です。

SS400D_GB01

 

こちらも、調べたものや直接中国工場へ問合わせて作った表なので、
大体、網羅していると思います。

 

 

角パイプ(GB規格)

 

次に、角パイプになります。
角パイプは、少しずつ日本の規格と寸法が違っていたり、
板厚が異なっている傾向になります。

 

設計の際には、常にこの中国素材寸法を確認しながら、
設計を進める必要があります。

 

一般鋼板の角パイプGB寸法はこちらです。

kakupipe01
kakupipe02

 

詳しく見るとわかりますが、同じサイズのものもあれば、
微妙に違うところもあります。

 

板厚は完全に違いますね。

日本の規格寸法で設計して、いざ図面ばらしを行うときになって、
板厚やサイズを書き直ささなくてもいいように注意が必要ですね。

 

 

ステンレスパイプ(GB規格)

 

中国の規格としては、板厚の種類が日本規格よりも豊富に揃っていますが、
実際のところ、加工業者がすべてを揃えているとは限りません。

 

また、設計上、0.7と0.8の板厚の違いを考慮するなーんて、
シビアな業界はあまりないと思われます。自動車業界は別かな?

 

中国規格のステンレス材でも、通常の鋼板と同様、
キリの良い数値で板厚を指定するほうが無難だと思われます。

 

ステンレスパイプのGB規格寸法はこちらです。

kakupipe01(sus)
kakupipe02(sus)
kakupipe03(sus)
kakupipe04(sus)
kakupipe05(sus)
kakupipe06(sus)
kakupipe07(sus)

 

板金類(GB規格)

 

板金関係は使う頻度も多く、中国設計においては常に気に留める
必要があります。

 

違いと言えば、板厚が0.1や0.2違うだけなので、
世界と比べると、日本だけが板厚がおかしいのかな?
と思うこともしばしばあります。

 

普通に考えて、t3.2よりもt3.0がキリがいいし、
なぜ?3.2なの?と思わなくもないです。

 

ここら辺の疑問はまた別の機会に紹介するとして、
板金のGB規格はこちらになります。

SPCC_GB01
 

 

その他、形鋼のGB規格

 

その他にも、H形鋼やI形鋼、溝形鋼など決まった形状の
鋼板を使う場面も多々あります。

 

そんなときに役立つサイトがこちらです。

arrow_black GLOBAL STEEL

 

こちらのサイトは私もよくお世話になっているサイトでして、
いろんな形鋼のGB規格が記載されています。

 

ところどころ、整備中なページもありますが、
ほぼ一般的な形鋼は記載されていますので、
利用すると便利だと思います。

 

今回は、中国素材であるGB規格の寸法についてご紹介しました。

 

GB規格は調べるだけで、とても時間がかかりますので、
こういったまとめページがあるだけでとても便利だと思います。

 

他にも、パイプ類の化粧管やシームレス管などもありますので、
記事にしようと思います。

 

 

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