Windows10で共通フォルダを設定する方法(社内ネットワーク)

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例えば、会社で古いパソコンを使っていて、新しいノートパソコンを購入したとします。これまで溜めてきた大容量のデータ移動を新PCに移さないといけません。あなたはどのような方法を使ってデータを移動しますか?今回は会社のPCに共有フォルダを作成してデータ移動する設定方法をご紹介します

ネットワーク環境だからできる共有フォルダ設定

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古いパソコンのデータを新しいパソコンへ移すのに大容量のデータをわざわざUSBや外付けハードディスク、共有サーバーに一旦仮保存して移すのも手間ですよね。容量が大きい場合、移動するだけでもネットワークの通信速度制限を受けてしまいます。

そんなとき、新しいパソコンに共有フォルダを作ってしまえば、直接移動させることができるので手間が最小限に減ります。移動時間はかかりますが、最低1回で済みますので、そこは仕方ありません。もし自宅でもネットワークがあるのなら、共有フォルダの設定は便利になると思います。

最近はクラウドを利用される方も多いと思いますが、共有フォルダの設定を知っていて損はありません。

ただ、Windows10の共有フォルダの設定が以前よりも多少わかりづらくなりました。そこで、自分のメモ用にこの記事を残そうと思いますので、興味のある方は参考にしてください。

ひとつ事前に準備しておきたいことをお伝えします。パソコンは常に古くなるため、データ移動は付き物です。ですので、はじめからデータ移動を念頭にフォルダ分けしたり、移動するデータを整理して最小限にすることをおすすめします。

Windows10共有フォルダ設定手順

では、さっそく手順を紹介します。
手順はたったの6つです。
 

1.共有フォルダを作成します。

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古いPCから新PCへデータを移動することになるため、新PCに共有フォルダを作成します。作成した共有フォルダには、古いPCからデータを転送することになります。

共有フォルダを作成する場所は、どこでもいいですし、フォルダ名もわかりやすければなんでもいいです。上のサンプルはCドライブの直下に「共有フォルダ」という名前で作成しています。

 

2.共有フォルダのアクセスを許可します

作成した共有フォルダにアクセス権を与えます。フォルダを「右クリック」すると「アクセスを許可する」が出てきますので、そちらにマウスポインタを移動します。次に「特定のユーザー」をクリックします。

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権限を与えるユーザーを選択し、最後に共有ボタンを押します。

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3.他のPCから見れる状態になったか確認します

作成した共有フォルダにアクセス権が与えられると、他のPCのネットワークから共有フォルダを見ることができます。
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共有フォルダの下にネットワークの図が追加されていることを確認してください。普通のフォルダと共有フォルダの違いがわかると思います。

 

4.システム情報からユーザー名を確認します

次にネットワークを介して他のPCへログインするために、システム情報からユーザー名を取得します。他のPCとは、ここでは「新PC」を意味します。古いPCから新PCへネットワークを介してアクセスするということになります。
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まずは新PCの立ち上げ画面左下の検索窓にシステム情報と入力し、システム情報を開きます。システム情報を開くと、このような画面が開きます。
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スクロールして下の方に、ユーザー名と書かれた欄がありますので、この値をメモしてください。こちらをユーザー名として使います。

次にパスワードです。

パスワードは「パソコンログイン」時のパスワードとなります。
こちらは覚えているパスワードを使ってください。
 

5.ネットワークからフォルダを作成したPCへアクセスします

ユーザー名とパスワードの準備ができましたら、ネットワークを介して、新PCにアクセスしていきます。画像にはたくさん表示されていますが、実際はネットワークに繋がっている数だけ表示されます。
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まずは古いPCからネットワークを開きます。そこから新PCの名前を探します。

必ずユーザー名がそのまま表示されるわけではありません。先ほど調べたユーザー名とは別の名前で表示されることもありますのでご注意ください。新PCが見つかったら、ダブルクリックして、中に入っていきます。

 

6.ユーザー名とパスワード入力しログインします

アクセスすると、次のような画面が出てきます。
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ここで先ほど調べた、ユーザー名とパスワードを入力してパソコンの中にアクセスしていきます。このとき、資格情報を記録するにチェックを入れると、次回からは入力なしでログインできます。

もし、ユーザー名またはパスワードが正しくありませんと表示された場合、パスワードが間違っている可能性が高いです。もう一度、確認して入力してください。コピペで貼り付けたほうが確実ですね。

ログインに成功すると、パソコンの中に入ることができて、新PCの共有フォルダを古いPCから見ることができます。これで共有フォルダの設定は完了です。あとはデータをコピーして転送しましょう。

 

自宅でデータを共有する場合はクラウドが便利!

会社では、ネットワーク経由でこういった共有フォルダを作成すると便利なんですが、自宅だと、ちょっと違ってきます。会社はネットワークを構築しているので、このやり方なんですが、こんな複雑なことを自宅では難しすぎて到底できません。
 

もっとお手軽に、簡単にデータを共有する方法はクラウドを利用すると便利ですよ。
私のおすすめは下記2つです。
・DropBox 公式ページはこちら

・OneDrive 公式ページはこちら

 

クラウドサービスは基本、好きなところを利用して良いかと思います。データを保存するだけですので。ここで私なりにクラウドを利用するメリット/デメリットを紹介しよと思います。
 

(便利だと思うところ)

・サーバーや外付けハードディスクのような実態がないため、
スペースいらず、電気代いらず、ホコリ知らず

・自宅が火事でもデータだけは無事

・スマホの写真も自動でバックアップ

・外出先でも自由にアクセス可能

・会社からでも自由にアクセス可能

・家族とデータ共有が簡単

・とにかくデータ保存は何でもクラウドへ

ストレスはほとんどないです!
 

(不便だと思うところ)

・サブスクなので年間の料金が発生する

・ネットが繋がる環境じゃないといけない

・クラウドにすべてを置いてしまい、
クラウドへのアクセスパスワードを忘れがち

・データがいつの間にか消えていることがある
錯覚だと思うが…

・操作しづらいサービスもあり
OneDriveの方が若干使いづらい
 

ま、トータルで見ても9:1ぐらいで今すぐ利用した方がいいと思います。とにかく便利で安心です。ちなみに、私のプラン以下の通りです。

DropBox:2TB (年間払いで月額1,200円)
OneDrive:1TB (年間払いで月額1,284円)
※20210517現在
 

使い分けとしては、DropBoxは画像の保存が多く、静的なバックアップとして、OneDriveは日々のデータ保存として、動的なバックアップ用に利用している感じです。

どちらも同期させる機能があるため、おうちに帰ったら、PC立ち上げてスマホのアプリを立ち上げればバックアップ完了です。クラウドは万が一自分のパソコンが壊れても、意識せずにバックアップが残っているので、すごく楽なのでおすすめです。
 

まとめ

いかがでしたか?Windows10の共通フォルダの設定は意外と簡単だったと思います。ただ、これもユーザー名やパスワードの確認方法がわからないと負のスパイラルにハマってしまうので、注意してください。ちなみに私は、ここに辿り着くまでに何回も挫折しました(汗

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